先日、ハゲにまつわるニュースでこんなものを見かけました。
10代後半から生え際がハゲ上がり、早めに結婚してないとヤバイということで20代前半に無事結婚。
しかし20代後半から完全にハゲ上がり、その恥ずかしさからカツラを手にした男の末路です↓↓
ー中略ー
カツラメーカーに電話をし、その日のうちに店舗を訪れたと言う中沢さん。美人の「カウンセラー」に言われるがまま、一つ30万円もするカツラを三つ購入した。計90万円の出費は痛すぎるが、こういう事態を想定しておいた「へそくり」であり、妻には内緒で仕事中は「かぶり」続けた。
「カウンセラーからは“見違えた”とか“モテて離婚しないでくださいね”と持ち上げられて…。実際かなりイケているのではないかと自分でも感じて、日々の生活が充実したような気になりました。三つ買うのは、ローテーションで使うからだし、仕方ないなと…」
その後、二週間に一回のペースで「メンテナンス」名目で店舗を訪れていた中沢さんだが、美人カウンセラーから毎度言われたのは「カツラの傷みが激しい」とか「新商品がある」という営業トークばかり。そもそも新商品を買う金もない。だが、相手はプロだった。
「美人のカウンセラーからデートに誘われたり、一緒に歩くのに“カツラだってバレバレだから恥ずかしい”などと言われ始めましてね。今考えれば完全にデート商法だったんですけど、言われるがままに50万円の新商品をまた三つ買ってしまったのです。ローンは、カツラ業者が提携しているというノンバンク系の金融会社が簡単に通してくれました」
結局それが仇となり妻にバレ“このハゲ!”と言われて離婚です…
一言でいうと、世の中怖すぎ・・というところでしょう。
正直、最終的に浮気のような行動をしてしまった、この男性に責任があります。しかし、私もこの男性と同じく10代後半に生え際から後退していくタイプのハゲだったので、苦しいほどに気持ちがわかるわけなんです。
これは「ハゲ男」の弱く痩せ細った精神状態をうまく操作するデート商法なのは間違いありません。
許せませんね。
ということで、この業者がまさかあの有名なカツラメーカーではなかろうか?という疑問を解決していきます。
デート商法の会社とは
まず初めに、簡単にデート商法とはなんぞやというところから見ていきましょう。
美男美女に言葉巧みに魅了され、気づくと特別な感情を抱いてしまう。
そんな美男美女から、「これは良い」という商品を薦められ、カッコいいところを見せたい、または嫌われたくない、という一心で、その薦められた商品を購入してしまうもの。
そして一度購入してしまうと、あれよあれよという間に、次々と薦められるがままに商品を購入してしまい、どツボにハマっていく構図。
ここで注目すべきは、当の本人は騙されていると思っていない点。
そして、騙されたと気づいても、良い顔をしたいがゆえにクーリングオフなどの解約を選択できないという点です。
デート商法の会社|カツラ業界にも
冒頭でお話した男性は、まさにデート商法の「カツラ会社版」に騙されたものでした。
これまで私の中でのデート商法は、「高い絵画を買わされた。」「よく分からない孤島品を買わされた。」なんていうものたちでしたが、まさか「カツラを買わされた。」なんてものもあるだなんて初耳です。
美男美女を使って、いかに価値のないものを高く売りつけるか、それだけがポイントなんだね・・。
これは中々高度なデート商法と言えます。
だって、この場合、自らの決意でカツラ会社に行っており、普通に接客を受けている中で相手が美女でしかも自分に行為を持っている(と勘違いさせてくる)わけです。
誰がどう考えても、自然な恋の予感しかしません・・。
いつか引っかかりそうだ。。
デート商法の会社|あの有名なメーカーは大丈夫?
こんな悪質なカツラ会社はどこのどいつじゃ!?と怒りが収まりません。そしてカツラメーカーと言えば、「アデランス」や「アートネイチャー」です。
まさか奴ら、デート商法を駆使して悩めるハゲにカツラを売りつけてるんじゃ・・、ということで検証ですが、まずこの被害男性は「二週間に一回のペースで「メンテナンス」名目で店舗を訪れていた」と言っています。
これだけ見ると、ますます怪しいです。
なんせ、アデランスやアートネイチャーが行なっている「増毛法」は二週間に一度のペースでメンテナンスにいく必要があります。
増毛法はカツラではあれど、一般的なカツラを使用するわけではありません。
ハゲてる中でも残っている髪の毛一本一本に、特殊技術で作られた人工毛を編み込んでいくものです。
よって、既存毛が伸びてくると編み込んだ人工毛が浮いてきます。さらには既存毛が抜け落ちれば、編み込んだ人工毛も一緒に抜け落ちるのです。
ということで、二週間に一度のメンテナンスは必須となります。
でも安心してください。
この男性は「一つ30万円もするカツラを三つ購入」とも言っています。
彼が購入したのは、カツラそのものであり「増毛法の施術」ではないのです。
「一つ30万円もするカツラを三つ購入し、さらには、そんな高価なものにも関わらず傷みが早く、二週間に一度メンテナンスしないといけないシロモノ」でした。
ですが、「恋は盲目・・」。すでに接客の美人お姉さんに好意を抱いてしまっていたため、本人は騙されているのも気づかず、嫁には気づかれ離婚に至ってしまったのです。。
こうして冷静に一つ一つのポイントに目を配らせれば、すべての出来事があべこべで、この男バカじゃね?と思ってしまいがちですが、そこは「デート商法」。特に若くしてハゲてしまった男にとっては「モテ期がきた!」と勘違いしてしまうのです。
ちなみに、よくテレビで「デート商法」の加害者側の独占インタビューをお見受けしますが、彼ら彼女らの言い分はこうです。
普通に暮らしてたら味わえない現実を提供してあげてるんだから、その代金だと思えば全然高くないでしょ。
・・・。
聞きました!?あの人たち反省するどころか、自分たちのような美男美女と疑似恋愛できただけで幸せに思え、金払って当然だ。なんて言ってます!
く、くやしいです。
美男美女は地獄へ落ちろ!