先日、『薄毛を隠さない人が増えてきている!』というセンセーショナルな記事を見かけました。
記事によると・・
ここ数年、トレンディエンジェルやバイきんぐの小峠英二など、「ハゲ」を売りにする芸人の活躍が際立っている。
そして今や、「ハゲ」を隠さず前面に出していくのは、芸人だけではないようだ。街中を見れば、かつては薄毛をごまかす手段の王道だった、通称“バーコードヘア”も絶滅危惧種。
薄毛だとしても、隠さないでそのままか、潔くスキンヘッドというように、男性たちは以前よりも堂々とさえしているように見える。その影響からか、男性用かつら市場も打撃を受けている。
アデランスは業績不振から2017年に東証1部の上場を廃止。同社の業績は2000年代初頭にピークを迎えて以降低迷が続いている。
女性用かつら市場が拡大している一方で、男性用かつら市場は縮小傾向にある。(引用:Newsポストセブン)
といったことです。
たしかにスキンヘッドの人はよく見かけるような気がします。銭湯でもよく頭をカミソリで剃ってる人いますから。
ただし、スキンヘッドこそ最大のハゲ隠しだと感じているのは私だけでしょうか。
スキンヘッドは要するに、全てを剃ることで、もはや「ハゲ」なのか「坊主」なのか周りの人を理解不能に陥れます。こうした奥義こそスキンヘッドだと感じています。
そして、先程の引用文にもある『女性用かつら市場が拡大している一方で、男性用かつら市場は縮小傾向』という言葉。
果たして男性のカツラ市場縮小はハゲを隠さない人が増えたからなのか?
この辺りを整理していくことで、カツラ業界の今後も大体の予想がつきます。
カツラ業界を応援するつもりでもないですが、カツラ業界のためにも今後カツラ業界はどうしていくべきかまとめましたので、是非とも参考にしてみてください!
カツラ業界の今後は?現状から将来性を推測!
カツラ業界の今とは!?
ということで、まず見ていきたいのですが、2017年2月に超大手カツラ企業である「アデランス」が上場廃止となっています。
これだけ見ると、「あ、あのアデランスがそんなんなら、もうカツラ業界は終ったも同然ね!」と思いがちですが、実はそうではありません。
そうです。 たしかに2007年のリーマンショックを景気とした不景気の打撃を受け、一時はカツラ業界も売上が激減しました。しかしそれは他の業界も同じこと。
で、2014年の統計ではカツラ業界の市場は1401億円にまで回復し、そして徐々にではありますが今なお拡大を続けているのです。
といっても、今やAGA治療が主流だし、カツラ業界が拡大する理由が見つからないんだけど!
そうです。この現代はもはや「AGA治療」がハゲ隠しの主戦場!
むしろ、ハゲは隠すものではなく生やすもの!
世の男性たちはズレる心配のあるカツラよりも、自毛を取り戻すAGA治療をとり入れることに勤しんでいます。
ではなぜ!?ということで次を見ていきましょう。
カツラ業界の今後は女性がカギ!
AGA治療が男性の間で主流になったいまもなお、カツラ業界が拡大している背景には、女性のカツラ、すなわち「ウィッグ」が一般化したことにあります。
その昔、「カツラは高い!」「カツラはメンテナンスが面倒!」などと言われ、女性から敬遠されていたカツラですが、今やカツラは「マダムのおしゃれアイテム」の一つとなっています。
カツラ市場が衰退せずにいられるのも、女性のカツラの売上が伸びているからです。
そして、たしかにカツラ業界最大手であるアデランスの業績は落ち込んでいっていますが、それは競合他社が増えたからに他なりません。
競合他社が次々と安くて軽くて使いやすい女性用カツラ、すなわちウィッグを発売し始めているので、市場は拡大しています。
あのサプリメントや薬のCMで有名な「小林製薬」も、この流れに便乗してカツラ業界に参入してきているんだって!
とはいえ、購入する女性は60代~70代の女性がほとんど。そしてその数も頭打ちになってきているのは事実です。
こうなると、各社、さらなる企業努力が必要となってくるところですが、そのための次の一手が「40代~50代の女性」です。
気軽にお手頃価格でおしゃれになれる女性用カツラ(ウィッグ)であれば、まだまだ女性らしさをキープしていきたい40代~50代の女性にとって大変ありがたいもの!
こうした形でカツラ業界は、まだまだ女性に依存していきそうです。
カツラ業界の今後は男性の意識の変化もカギ!
ちなみに男性へのマーケティングはもう諦めたのかというと、そうでもありません。
いまでも普通に男性用カツラ(増毛法)などのCMを見ますからね。拾えるターゲット層はすべて拾っていくというカツラ業界の貪欲さを感じます。
やっぱり男性向けのカツラはさらに衰退していくんじゃない?
ここからは私の個人的考えですが、男性も年をとっても若く見られたいという欲求がかなり強めの社会性からして 、男性用のお手頃なウィッグが一般化する時代がこれから来るのではないかと思っています。
すでに美容室では、女性用のウィッグを男性がつけるなんてことは普通です。
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社会が凄まじい勢いで多様化しているわけなので、10年20年したら「赤ちゃんウィッグ」なんてのもあるのが当然の未来が来る可能性も否定できません。
・・・。
でも、昔おかしかったことが、今じゃ普通とされていたりなんて当然のようにあるから、絶対的な否定はたしかにできないな・・
ハゲを隠さない時代が到来?
カツラ業界における男性の需要が減ったのは、AGA治療が流行っただけではなく、スキンヘッドにしてしまう人が増えたからだという味方も多いです。
これまた個人的意見ですが、私が社会人デビューしたての頃は「え、なんであの人スーツに坊主なの?社会人としてどうなんだろう・・」なんて思ってた時期がありました。
ですが今では、スーツで坊主のサラリーマンを見ても何も思いません。
でもたしかに坊主もしくはスキンヘッドのサラリーマンは増えた気がするね。
冒頭に紹介した記事でも言ってたし!
ただし、重複になりますが、坊主やスキンヘッドにすることイコール、ハゲを隠さないことでは絶対にないと思ってます。
ハゲを隠すために最上級の手段が坊主やスキンヘッドなだけです。
ですが、こうした施策を取れるのはごく一部のハゲてる人だけ。
私を含め、残りの多くのハゲ男性は、やはり髪の毛でハゲを覆いたいと思ってます。じゃなけりゃAGA治療なんて誰もしないで、そこらじゅうスキンヘッドサラリーマンだらけです!
まとめ
- カツラ業界は衰退どころか徐々に拡大している。
- 女性用カツラ(ウィッグ)の市場拡大がカツラ業界を支えている
- カツラ業界の女性規模は頭打ちになりそうだが、これまでターゲットになっていなかった40代~50代の女性が今後のマーケットの主流になる(業界がそうしようとしている)
- 男性もおしゃれでウィッグを手軽につける人たちが増える(ここだけ管理人予想)
まとめると、カツラ業界についての現状と今後は、上記のような流れとなります。