この世にM字ハゲほど恐ろしいものはありません・・。
そう思うのは私のハゲ方がM字ハゲからだったことが理由としてあります。若いうちからおでこが広いのは本当に辛いことです。
たしかに、私がまだ大学生の頃(かれこれ10年以上も前・・)、頭頂部が薄いアルバイト仲間がいたのですが、髪型を短髪にし髪を茶色く染めたら、あら不思議、頭頂部ハゲには見えなくなったのです。
ですが私のようなM字ハゲからスタートした者は、短髪には到底できませんでした。
なぜなら、おでこ広い短髪=丸いおでこが見えるからです。
その時すでにM字ハゲからU字ハゲに移行していた私はもはや短髪という人生を諦めざるを得ませんでした・・。
だからといって茶髪にしでも、風が吹けばおでこがきらめく・・といった形です。
ちなみに私のUの字ハゲ時代の髪型は、頭頂部から少し手前の髪の毛を前髪として前方にもってくるといったスタイルをとっておりました。
今思えば「若いからまだハゲないよ!」と言ってくれていた大人たちは心の中ではどう思っていたのでしょう・・。私の体験段を混じえM字ハゲ進行の恐ろしさ、そしてどうして改善できたのかをご紹介していきます。
M字ハゲを改善するための対策
結論からいくと、M字ハゲになってしまった場合、改善対策はAGA治療薬を継続服用するというのが最良最善の方法です。
世間では様々な情報が飛び交っていますが、科学的根拠を元に証明されているM字ハゲ対策はこれしかありません。
ちなみにAGA治療薬は髪の毛を元の姿に戻すのが本来の役割なので、生まれつきおでこが広い人の生え際が元以上に前進することはない点には注意が必要です。
なぜこの方法しかないのか?M字ハゲの特徴を押さえつつ見ていきましょう。
若ハゲはM字が主流?
昔から銭湯にいくことが趣味だったので今でも毎週いくのですが、意外とM字ハゲになってしまっている若者を見かけます。
むしろ私が大学生(10年以上前・・)だった頃には結構いた頭頂部の若ハゲをあまり見かけなくなりました。若ハゲにも流行があるのでしょうか。
M字ハゲは進行速度がハンパない
基本的にハゲの主たる原因はAGAによるものがほとんどです。
AGAは男性ホルモンが悪い方へ働くこと(ジヒドロテストステロンの生成)によって発生します。
ただ、年齢を重ねれば重ねるほどAGAでの薄毛進行速度は弱まっていくことも分かっているのです。
理由は簡単で、40代50代となっていくうえで男性ホルモンの分泌量が減っていきます。すると、相対的に薄毛にとって悪い方へ働く男性ホルモンの分泌量も減っていくので、こうした現象が起きるのです。
したがって、若い人ほどAGAが始まるとどんどん進行していくことが分かります。
そして残念なことに、市販で売っているAGAに効く商品はリアップなどの「ミノキシジル外用薬」だけです。ただ、ミノキシジルの、しかも外用薬だけでは後退する生え際のスピードについていけません。
生え際には5αリダクターゼという酵素がたくさん分泌されており、それが直接薄毛進行につながっています。本来であれば、この5αリダクターゼの分泌を抑えることをしなければいけませんが、ミノキシジルの外用薬にはそうした効能はないのです。
こうした事実から、20代、30代とM字ハゲはどんどん進行していくのです。
ちなみに若者の頭頂部ハゲに関しては、5αリダクターゼの分泌量が生え際ほどではないので、市販のミノキシジル外用薬でも復活させることができます。
M字ハゲ進行の判断基準
よく「何センチ生え際が後退したらM字ハゲ?」といった質問をお見かけしますが、生まれつきの生え際より0.5ミリでも後退していたらそれはもうハゲ始めている証拠です。
そして、ひとそれぞれ元の生え際の位置は異なります。したがって、耳から何センチの所に生え際があればセーフ!などという基準や見分け方は存在しないのです。
残念ながら、少しでも生え際の位置に異変を感じたらAGAが始まった合図であることは間違いないでしょう・・。
ハミルトン・ノーウッド分類での判断
とは言うものの、客観的な目安も知りたい!という場合、指標として『ハミルトン・ノーウッド分類』というものがあります。
(出展:アイランドくタワークリニック公式HP)
分類Ⅱ型に入ってくると目に見えてM字ハゲが進み始めていることを実感してくるタイミングです。このあたりで気づき対策をしていけるのがベストです。
【関連記事】ハミルトン・ノーウッド分類や高島分類とは?AGA若ハゲ進行種類を解説!>>
AGA年齢別発症率
AGAには年齢別で発症率が異なります。
- 20代・・・6%
- 30代・・・12%
- 40代・・・32%
- 50代・・・44%
- 60代・・・51%
- 70代・・・61%
若ハゲという定義に入る人は20代30代。ただし、これはAGAであると確信した年代がいつかということなので、実際には表示している年代よりも前にAGAが始まっていた可能性は極めて高いです。
ちなみに20代30代を合計すると18%。
言い換えれば、若者の5人に1人はもうすでにAGA進行が始まっているという事実です。
M字ハゲと勘違いしている若者が多いのも事実
(出展:yahoo知恵袋)
とは言うものの、「AGA」という言葉が一般的になりすぎて、変におびえきってしまっている若者がいるのも事実です。
上の画像は知恵袋で質問をしていた23歳の若者ですが、こんなにもしっかりしている生え際にも関わらず、もう既に生え際後退を意識して「このままだと32歳までの現状維持はむずかしいですか?」と質問しています。
ただ、AGAは一度スイッチが入ると恐ろしいスピードで薄毛になっていく。特に若者の場合は一気にいくから、彼が心配になる理由も分からなくないよ。
M字ハゲは生活習慣が原因なんかじゃない
「まだまだハゲないから大丈夫!」とか「もし髪が薄くなったと感じたらそれは生活習慣のせいだよ!」とか、ハゲてない他人ほどこうした無責任な発言をします。
かくいう私も、AGA初期はこんなことを言ってくれる大人が周りにたくさんいましたが、それを鵜呑みにしたことでM字だったハゲの真中部分の生え際も後退し、結局はU字型のハゲに成り果てました。
個人的な経験から、以下の話をそのまま鵜呑みにするとのちの後悔につながるかもしれません・・。
M字ハゲは食生活の悪化が原因ではない
ハゲあがった当時の私はまだ学生で実家ぐらしをしていました。ですので食事に関しては、一人暮らしの学生に比べたら天と地ほど摂取する栄養に差があったと感じています。
にも関わらず、薄毛が進行していったので『食生活説』に個人的には否定的です。
M字ハゲは睡眠不足が原因ではない
ハゲあがった当時の私は睡眠時間もバッチリでした。毎日8時間は寝ていましたし・・。しかも日によっては授業中も寝ていましたし・・。
にも関わらず、薄毛が進行していったので『睡眠不足説』にも個人的には否定的です。
M字ハゲは過剰なヘアスタイリングが原因ではない
ハゲあがった当時の私がヘアスタイリング剤をつけるのは年に数回あるくらいでした。当時から「ヘアスタイリング剤は頭皮が呼吸できなくなって頭皮に悪そう・・」と漠然と思っていたので敬遠していたのです。
にも関わらず、薄毛が進行していったので『ヘアスタイリング剤説』にも個人的には否定的です。
まだ若いM字ハゲこそ育毛剤を使わないべき理由
学生時代にAGAが始まった私は市販の育毛剤にも何度もチャレンジしました。
実名を挙げると、モウガ、カロヤンガッシュ、サクセス、等など・・。これら商品を聞いて「懐かしい!」と思ったあなた!(握手)
我々世代の時はまだAGAという言葉がなかったので、こうした育毛剤が登場するたび、むさぼるように試したものです。
で、結果、これらを使用したことでむしろ生え際のM字が後退していきました。
もちろん商品自体には何の落ち度もありません。
なんですが、やはりCMで見た有効成分をハゲてる部分に浸透させたいとは誰もが思うもので、当時の私もやさしくやわらかくではありますが、上記商品たちの薬剤を「浸透しろ~浸透しろ~♪」という形で塗り込んでいたのです。
おそらくそれが返って無駄にM字部分を刺激してしまい、頭皮が傷つきAGAで弱った髪がどんどん抜け落ちていったのでしょう・・。
M字ハゲはAGA遺伝が最強の要因である説
「ハゲは遺伝する」これはとても乱暴で根拠のない言い方に思えますが、AGAの原因をしっかりと知れば合っていることに気づきます。
前述した通り、M字ハゲに限らずですがAGAは5αリダクターゼという酵素の分泌が原因です。さらに言えば、この酵素がテストステロンという男性ホルモンと結合することで生成されるジヒドロテストステロンによって引き起こされます。
ということは、そもそも5αリダクターゼの分泌量の大小によってハゲるかどうかは決まってくるというわけです。
で、この5αリダクターゼという憎っくき酵素の分泌量はほぼ遺伝で決まります。
5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、中でもⅡ型は生え際の薄毛を加速させる元凶です。(ちなみにⅠ型は頭頂部の薄毛を加速。)
すなわち、M字ハゲを改善するための対策は5αリダクターゼⅡ型の分泌量を減らす!これに尽きます。
ただ、こうした根拠から回り回って「ハゲは遺伝する」という直球的な言葉が生まれたんだね!
M字ハゲ対策はもはやこれしかない!セルフケアでは99%無理
ここまでお話してきた通り、若ハゲの薄毛進行速度は早いです。そしてM字ハゲには市販のミノキシジル外用薬ではそのスピードについていけません。
M字ハゲに必要なことはまず生え際の抜け毛を止めること!
M字ハゲの基本治療はこれをしなければ何も始まりません。そしてこれは生え際後退が治る大前提の下準備です。
先程もお話した通り、M字ハゲの元凶は5αリダクターゼⅡ型。この物質を抑制してくれるのが、かの有名なプロペシアに代表されるフィナステリドという成分ということ。
したがってM字ハゲ改善には「フィナステリド」の使用が必須とんなりますが、残念ながら市販では買うことができません。
基本的には皮膚科もしくはAGAの専門クリニックに行き処方を受けるしか方法がないのです。
まだ若いM字ハゲこそAGAクリニック一択にすべき理由
放っておけば劇的なスピードで進行していく若ハゲ。
市販の薬剤ではどうにもならないM字ハゲ。
先程もお話した通り、皮膚科やAGA専門のクリニックに行き、AGA治療薬の処方を受けるべきです。
ですが1点注意があります。皮膚科だと「フィナステリド」の処方しか受けられませんが、少しでも後退が確認された生え際を復活させるためには「毛を生やす」ことも同時にしていかなければならないのです。
フィナステリドはあくまで抜け毛を止める薬でしかありません。
「毛を生やす」ために必要なのはミノキシジルの内服薬です。
この、ミノキシジルの内服薬およびフィナステリドをダブルで処方してもらえるのはAGA専門のクリニックしかありません。。
結果的に、AGAクリニック一択となるわけです。
そもそもAGAってなに?
そもそもAGAクリニックとは男性型脱毛症のことです。
徐々に薄毛が進行していき、気づいたらハゲている!という現象が起きるのがこのAGAの特徴。
5αリダクターゼという酵素が、男性ホルモンであるテストステロンと結合することで、ジヒドロテストステロンが誕生。このジヒドロテストステロンは正常なヘアサイクルをかき乱すことで有名で、ヘアサイクルが乱されると髪の毛は太く長く成長する前に抜け毛になってしまいます。
こうして抜け毛が増え続けると、薄毛になっていってしまうというものです。
詳しくは、以下の記事をご参考いただけると幸いです。
【関連記事】AGAとは?これでバッチリ!原因や特徴をわかりやすく解説!>>
AGAの一番簡単なチェック方法
あなたはAGAであるかどうかをチェックするには、AGAクリニックへ行きカウンセリングを受ければすぐに分かります。
でもその前に自分で調べる方法を知りたい!という場合は以下の項目にどれだけ当てはまっているかを見てみて下さい。
- 両親や祖父母のいずれかに薄毛の人がいる
- 前よりも抜け毛が増えた気がする
- 細い抜け毛が増えてきた
- 思春期以降に髪が薄くなり始めた
- 薄毛が少しずつ進行している気がする
- 生え際、もしくは頭頂部の髪が薄くなってきた。あるいは、これらが同時に起こっている
これら全てに該当するようであれば、AGAである可能性が極めて濃厚です。
ちなみに、ここまで解説した通り若い人ほど進行速度は早いので、早めの処置をおすすめします。
AGAの対処法は気軽にできるものではない
皮膚科やAGAクリニックでのAGA治療薬の処方に対し否定的な意見もあると思います。
そうした場合、「育毛剤」をすすめているケースがほとんどですが、育毛剤は先程もお話した通りAGA改善への効果は期待できません。
そもそも、AGAの最たる原因である5αリダクターゼの分泌量を抑制する成分は育毛剤にはほとんど入っていないからです。
そうです。感のいいあなたなら既にピンときていると思いますが、AGAという進行性の脱毛症は気軽に治せるものではありません。肌荒れやちょっとした風邪などと同じようにドラッグストアで気軽に買える薬やサプリだけではどうにもならないから厄介なのです。
だからこそ、皮膚科やAGA専門クリニックで、ちゃんとした薬の「処方」を受けなければなりません。
AGA以外のハゲ対処法は皮膚科へいきましょう
男性の薄毛のほとんどはAGAであることが分かっていますが、まれにAGA以外で脱毛しているケースがあることがあります。
そうした場合はAGA治療薬をいくら飲んでも解消されません。
以下のような症状の際には皮膚科へ行き、しかるべき薬を処方してもらいましょう。
円形脱毛症
円形状にその部分だけが抜け落ちてしまう脱毛症です。10円ハゲとも呼ばれます。場合によってはその円形が頭皮にいくつもできてしまう場合もあるので注意が必要です。
原因はストレスや自己疾患による原因で発症する場合がほとんどです。
脂漏性脱毛症
頭皮の皮脂が過剰に分泌することで発症する薄毛症状です。過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まることによって頭皮が炎症し抜け毛が進行します。
脂性の人に見られる場合が多いです。
粃糠(ひこう)性脱毛症
大量のフケが発生します。そのフケの影響によりマラセチア菌が異常繁殖しが抜け毛の原因となるものです。
不衛生な生活が続くと発症する可能性が高いです。
抜毛症
髪の毛を抜くことがくせになり、それが原因となって進行する薄毛症状です。メンタル的なストレスが大きく影響していると言われています。
皮膚科と併せてメンタルクリニックへ行くこともおすすめします。
まとめ
若いうちにM字ハゲが始まってしまうと、すぐにU字ハゲに行き着いてしまいます。これは私が身をもって体感した事実です。(個人差はあると思いますが。)
正直、そんな時に育毛剤だけで治そうとするのは時間がもったいないです。若いうちほどAGAの進行速度は早いので、まずはしっかりとAGA治療薬で「抜け毛」を止めるという施策をしなければ追いつきません。
M字ハゲの治療院は基本AGAクリニックとなります。
M字ハゲの若い人はU字ハゲになる前に早めの処置をおすすめします。
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