あなたはゲノム編集をご存知でしょうか!?
ゲノム編集とは、簡単にいうと「自分の遺伝子情報」を書き換えることが出来る科学技術のことで、もはやそこに倫理や自然の摂理などという言葉は問答無用になっています。
私は会社で面接なども担当している人事なのですが、この前いらした中途採用希望者の方と、こんなやりとりがありました。
私「ちなみに最近何かと話題ですが、心も身体も健康なうえで、仕事をせずに周りの世話になって暮らしている人に対してどのように思いますか?」
求職者「ある程度は絶対的に努力や行動が大切なのは言うまでもありません。ただし、運というのも必ずあり、それ如何では仕方のない道を選んでしまう可能性もあります。例えば私が生まれながらにアイドルになりたいと思い行動したとしても、イケメンとはかけ離れたルックスなので、一般人として生きる選択肢しかありません。」
私「(ちょっと質問の回答としてはよく分かんないけど、おもしろい事言うな。。)」
こんな感じでした。
要するに何が言いたいかというと、ゲノム編集が一般化すれば、これまでどうすることも出来なかった生まれながらの運さえもコントロールすることができるということ!
もちろん、ハゲもやめることが可能な未来です。
さて、そんな未来はいつ頃やってくるのかを、少し覗いてみましょう。
ゲノム編集でハゲ治療の未来はくる?
ゲノム編集でハゲを治せる技術は今どのへんにあるのでしょう。
2017年11月16日 アメリカのバイオテクノロジー企業である Sangamo社が、脱毛症に関わる重要な特許を米国特許庁(USPTO)に出願しました。
出願した特許の内容を簡単にみていくと、この企業が独自に開発した、DNAの特定の配列を認識して結合する『ジンクフィンガーDNA結合タンパク質(ZFP)』を応用し、ゲノム編集を用いて、脱毛症の元凶となる遺伝子を不活性化させるというものです。
まさに神の領域!
中国では、先日「ゲノム編集により双子の赤ちゃんをつくりだした」ことがニュースになりました。そのぐらいこのゲノム編集の技術は日進月歩で進んでいるのです。
来年?再来年??それとも!?
ただし、そもそもこのゲノム編集は倫理的観点からかなり際どいものとされています。
想像可能なあらゆることが現実に出来てしまう可能性を秘めたゲノム編集自体を中止にする勢力もすでにたくさん存在しているのです。
たしかに怖いですよね。こんな技術が世界征服を企む悪の科学者なんかの手に渡ったら・・。
それに、最初は少しでも、生命体の遺伝子を変えれば、連鎖反応で今ある地球上の生態系すらも壊しかねません。
ということで、倫理や自然の摂理という問題を地球規模で解決しない限り、ゲノム編集によるハゲ治療技術は先に進まないのです。
ゲノム編集と遺伝子組み換えとの違い
簡単にイメージだけでいくと、「遺伝子組換え」をより進化させたものが「ゲノム編集」と言えます。
遺伝子組換えが、他から遺伝子を持ってきて配合させて遺伝子を組み替えるのに対し、ゲノム編集は、特定の遺伝子情報を切り取ったり、貼り付けたり、修復したりと自由自在に遺伝子情報を操ることができるのです。
生まれる前からイケメンで、絶対ハゲない赤ちゃんをつくり出すことも可能なんだ!
基本的には、ガンや難病治療などに応用していくことが予想されますが、ゲノム編集での病気治療が当たり前になった先には、確実に「美」へ応用されることは容易に想像できます。
昔は美容整形外科なんてなかったですけど、最近では当たり前にありますからね!
世の中そういうもんでしょう・・。
ただし、残念ながら私たちの生きてる間にその未来はこないと言えます。もっと言えば倫理的な問題が山積していますので・・。
なんせデザイナーベイビーが一般化されて、最初からハゲない体質としてこの世に誕生するのですから。ウフフ。。
まとめ
- 2017年には既にハゲを治すゲノム編集技術がアメリカ企業で誕生し、特許の申請を行なった
- ただし、ゲノム編集がOKとみなされるのはまずはガンや難病の治療だけとなる公算が大きい
- その後に「美」に応用したゲノム編集が一般人にも受けられるようになる(100年後以降の話)
- ゲノム編集は遺伝子組換えの進化版といえる代物
すべての人間が好きな自分になれるとしたら、あなたはどんな自分をイメージしますか?
私はチビデブハゲブサイクの4連コンボの遺伝子を取り急ぎ修復したい次第です。
好きなように遺伝子を書き換えられるってことは、みんな僕みたいなカッコいいカッパになりたがるんじゃないかな!