AGA治療薬には攻めの薬と守りの薬の2種類があります。
なにそれ?めんどくさいから一つの薬に両方入れてよ!
なんていう鋭いツッコミがありそうですが私自身もそう思います。
ですが、人によっては攻めの薬だけで良い人、守りの薬だけで大丈夫な人など、片方の薬だけしか必要とっしないパターンがあるのです。
それではあなたに必要のあるおすすめな薬の種類はどうやって知ることができるのか?ここから解説していきます。
あなたにおすすめのAGA治療薬とは?
頼もしい薄毛の味方である『AGA治療薬』。
世間ではひとまとめにAGA治療薬と呼ばれていますが、実は種類がたくさんあります。
薄毛を治すといっても、一人ひとりの薄毛の種類に応じてアプローチの仕方を変えなければいけません。
そのアプローチ方法として、目的別に成分調合された薬が存在しているので、薬には一定の種類があるのです。
裏を返せば、あなたの薄毛の種類に応じた薬を使っていかなければ、薄毛改善効果は望めません。
あなたに合った正しい薬の見つけ方とは・・
『自分自身の薄毛の種類を知る→その種類の薄毛に効く成分の薬を使う』
たったこれだけです。しかし、言葉で分かっていてもしっかりと内容まで知っておかなければ、人間腑に落ちるものではありません。
ここからは、AGA治療薬には実際どんな薬が存在しているのか?それらはそれぞれどのような成分で構成され、どんな薄毛状態に効果的なのか?そうした視点を含めてご紹介していきますので、是非とも参考にしてみてください。
男性型脱毛症の進行過程には、人種による差異のほか個人差もあるのです。自己判断の基準は額の後退や頭頂部の薄毛ですが、必ずしもパターンにとらわれず、気になったら脱毛外来を設けている医院を訪ねて専門家の判断を仰いでください。
AGA治療薬の選び方
以下、あなたの現状の頭皮状態と、それに見合った薬の選び方の参考です。
症状 | 薄毛部位 | 推奨される薬 |
抜け毛が気になりだした | 生え際 | プロペシア or フィナステリド錠 |
頭頂部 | プロペシア or フィナステリド錠 | |
若干薄くなってきた | 生え際 | プロペシア or フィナステリド錠 |
頭頂部 | プロペシア or フィナステリド錠 または、 リアップ or ロゲイン |
|
明らかに薄毛になってきた | 生え際 | ザガーロ or アボルブ ミノキシジルタブレット |
頭頂部 | ザガーロ or アボルブ リアップ or ロゲイン or ミノキシジルタブレット |
だいたい上記の7つの薬を取捨選択しながら使っていくのがAGA治療でよく見られるパターンとなります。
基本的に『明らかに薄毛になってきた』状態では、『抜け毛を防ぐタイプ』と『発毛を促すタイプ』の両方を同時に使用することが一般的です。
このような使用をすることで、守りながら攻めるという、薄毛改善にとって最高の環境を作り出してあげられます。
爆発的な発毛を促してくれるのはミノキシジルタブレットのみです。しかしながら、ミノキシジルタブレットは心機能や肝機能に大きな負担を強いる可能性もあるので、使用には慎重な選択が必要になります。
そして、一般的にジェネリック薬の方が低価格なので、おサイフ事情とも相談しながら治療薬を選択していくことがおすすめです。
AGA治療薬には2つのタイプが存在
まず、男性が薄毛になっていくには以下の可能性があります。
- ①男性ホルモンの作用による抜け毛の増加
- ②加齢による身体機能の衰えから髪の毛が生える力が弱まる
- ③不健康な生活による身体機能の衰えから髪の毛が生える力が弱まる
③に関しては自律した健康管理をしっかりと行なうことで、身体機能が復活し髪の毛が生える力を取り戻せる可能性があります。
ただし、①と②に関しては自分の頑張りしだいでどうにかなる性質のものではありません。
そこで登場するのがAGA治療薬です。
AGA治療薬には主に2種類の薬があり、その効能は以下の通りとなります。
- 『抜け毛を防ぐタイプ』
→抜け毛を増加させてしまう男性ホルモンの作用に有効な成分が配合。薄毛の進行を抑制する
- 『発毛を促すタイプ』
→髪の毛を作り出すために必要な細胞に働きかけたり、栄養を送るための血流の流れをよくする成分が配合。発毛を促す
『抜け毛を防ぐ』『発毛を促す』どちらも同時に実施すれば、ハゲが治っていかない理由が逆に見つからないね!
【関連記事】AGA治療と初期脱毛について詳しくはコチラ>>
AGA治療薬『抜け毛を防ぐタイプ』の解説
それでは『抜け毛を防ぐタイプ』のAGA治療薬にはどのような成分のものがあるのか解説していきます。
成分 | 効能 | この成分を配合している治療薬 | 種類 |
フィナステリド | 5αリダクターゼ(Ⅱ型)を抑制 | プロペシア・プロペシアのジェネリック品(フィナステリド錠など) | 飲み薬 |
デュタステリド | 5αリダクターゼ(Ⅰ型Ⅱ型)を抑制 | ザガーロ・アボルブ | 飲み薬 |
Ⅰ型・・主に側頭部や後頭部で分泌される酵素
Ⅱ型・・主に前頭部や頭頂部で分泌される酵素
フィナステリドに比べデュタステリドの方が、より広範囲の抜け毛対策が可能なので、一般的にフィナステリドよりもデュタステリドの方が効果が高いとされています。
初期脱毛が起こるかどうかは個人差によるものが大きいけれど、いづれにせよ薬が効いてる証拠なんだ!まどわされずに信じた治療を突き進もう!
AGA治療薬『発毛を促すタイプ』の解説
それでは『発毛を促すタイプ』のAGA治療薬にはどのような成分のものがあるのか解説していきます。
成分 | 効能 | この成分を配合している治療薬 | 種類 |
ミノキシジル | 毛母細胞を活性化するとともに血行を促進 | リアップ・ロゲイン ミノキシジルタブレット |
塗り薬 飲み薬 |
カルプロニウム塩化物 | 血行を促進 | フロジン液・フロジン液のジェネリック(アロビックスなど) | 塗り薬 |
効能としてはどちらも同じであり、多毛症や動悸といった副作用についても同じように存在。
ただし、塗り薬の場合は塗った部位だけにその効果や副作用が限定されるが、飲み薬の場合は一旦その成分が血液中を回るので身体全体に、その効果や副作用が認められる場合がある。
見方を変えれば、飲み薬の方がより効果が高いことがいえる。
ミノキシジルに比べその効果は劣るが、円形脱毛症などの他の脱毛症にも使用でき効果が認められている。
また、保険適用の対象なので圧倒的に低価格で処方を受けられる。
2ch(ニュース速報)やNAVERまとめなんかでは『やめたほうがいい』なんて書かれてたりするけど、実際の効果は色んなクリニックで日々実証され続けているんだ!
だからこそNHKでは結構特集されていたりするよ!
AGA治療薬を使用するタイミング
基本的に飲み薬の服薬タイミングは1日1回1錠です。
決められた時間やタイミングは特にありませんが、飲み忘れを防ぐためにも毎日決まった時間に服薬することをおすすめします。
AGA治療薬のよくある質問
ここではAGA治療薬についてのよくある質問をまとめているので、是非とも参考にしてみてください。
AGA治療薬は途中でやめてもいいのか?
AGAとは薄毛になりやすい体質のことです。
したがって、AGA治療薬は『薬の力を借りてその体質を一時的に無きものにする』といったものでしかありません。
継続的な服薬により、AGA体質ではない状態を毎日つくり続けることで薄毛は改善していきます。
裏を返せば、薬の服用をストップしてしまえば再びAGA体質が表面化し薄毛は進行していくのです。
AGA治療薬は長期的に使用してもいいのか?
AGA治療薬はその名の通り『薬』であるため、短期的・長期的に関わらず副作用が出てしまうこともあります。
- フィナステリド・・勃起不全、精力減退など
- ミノキシジル・・動悸、息切れなど
- デュタステリド・・副作用の確認はない(臨床データがまだ少ないため)
いづれにせよ、長期的に使用してもまったく問題がない人もいれば、短期的でも何かしらの副作用を訴えている人もいるほどに個人差によるものが大きいです。
【関連記事】AGA治療薬の副作用について詳しくはコチラ>>
AGA治療薬は市販で買えるのか?
ドラッグストアなどの市販で購入できるAGA治療薬は『リアップ』だけです。リアップといえばミノキシジルが配合された発毛外用薬。
残念ながら、こうしたミノキシジル外用薬以外のAGA治療薬は皮膚科やAGAクリニックで処方を受けない限り手にすることができません。
AGA治療薬を海外から個人輸入して飲んでもいいのか?
上記のように市販では様々な種類のAGA治療薬を購入することは不可能です。
ただし、個人輸入代行を通して海外からAGA治療薬を購入することは可能であり、購入して使用をしても法律に触れたりなどはしません。
しかしながら注意が必要なのは、こうした個人輸入代行を通してのAGA治療薬は国の認可を受けておらず、どんな業者が販売し、どんな代行業者が輸入をしているのか不安がつきまといます。
すなわち『安全性』『確実性』がどこにも担保されていないのです。
購入自体は自由なので、よくブログで『個人輸入での治療体験記』などを書かれている方もいます。使用することで身体にどんな損失がでてしまったとしても自己責任ということは忘れないでおきましょう。
AGA治療薬はクリニック処方にするべき理由
『安全性』『確実性』はもとより、どんな種類の薬が自分の頭皮状態では一番効果的なのかも網羅しながらAGA治療を進めるためには、AGAクリニックで医師のもと治療を開始するのが一番です。
ネット上では様々な体験談や書き込みブログがあり、どれも一例として参考になるものばかりですが、最終的にあなたの薄毛はあなただけのもの。
どんな薬を使っていき治療をしていくのかは、やはりプロである医師に相談するべき事柄です。
AGAクリニックの選び方
AGAクリニックといっても、全国にたくさん数がありすぎて、どこに行けばいいのか迷う場合が多いでしょう。
基本的にAGAクリニックの選び方は、
- 治療実績など信用できるクリニックを選ぶ
- 料金プランに納得がいくクリニックを選ぶ
- ストレスフリーで通院できるクリニックを選ぶ
上記のようになっています。
それぞれの詳しい解説は以下の記事を参考にしてみてください。
【関連記事】確実に薄毛を治せるAGAクリニックの選別方法 はコチラ>>
あなたに合ったAGAクリニック比較ランキング
AGAクリニックを選ぶ基準としては、
- 自分の薄毛に効果的な薬が一番安いところに行きたい!
- 全国展開していて安心できるクリニックに行きたい!
- 穴場的だけど良心的なクリニックに行きたい!
- 2ちゃん(5ちゃん)での口コミ評判が良いクリニックで治療したい!
- AGA治療薬以外のメソセラーとか受けてみたい!
等など・・
あなたの今の環境や心情によって、クリニックに求めるものが変わるのは当然です。
以下の記事では、目的別のクリニックをランキング形式で紹介しているので、AGAクリニックに相談に行く前に一度目を通しておくことをおすすめします。
【関連記事】AGAクリニック料金(費用)比較| の記事はコチラ>>
まとめ
『自分のことは自分が一番分かっているようで分かっていない』という有名な言葉がありますが、薄毛に対しても同じことが言えます。
基本的に自分自身の薄毛の状態は前髪部分しかうまく確認できません。たしかに頭頂部や側頭部に関しても合わせ鏡などを駆使すれば確認することはできますが結構むずかしいです。
そして、頭皮の状態の変化に対しても、毎日見ていると気づきづらいのが現実でしょう。
したがって、定期的に医師に診察をしてもらい、経過によっては医師の判断のもと、他のベストな薬に置き換えるなどの処置をしてもらう方法が薄毛改善の一番の近道と言えます。
最低限の『自分に合った薬の見つけ方』に関しては、ここで述べたとおりです。
あとはそこを基準とし、AGAクリニックに行き相談してみましょう。何も知識がない状態よりも、こちらで得た知識をしってから望んだほうが相談の質も格段に上がります。
医師はもちろん、あなた自身も知識を蓄積したうえでカウンセリングを受けることで、より現実的で効果的な治療方針が導かれるはずです。
AGAのハゲに速報的な朗報はありません。なぜなら薬は10年前後の月日をかけてようやく一般的に流通可能なるものだからです。
堅実に今ある最良の治療、すなわちAGA治療薬を使用し1日も早い薄毛改善を目指しましょう。