AGAとは男性型脱毛のこと。かれこれ10年以上も前に、こうした脱毛症状にはフィナステリドという成分が効果的という事実が判明しました。
そこから、フィナステリド成分を配合したプロペシアなどが発売され、また、発毛そのものを促すミノキシジル成分との併用も盛んになっていったのです。
しかし世の中には・・
『薬の使用には極力頼りたくない!』
『普段の食生活や生活習慣の中でなんとか自力でAGAを治したい!』
という人も多く存在しています。
そうした場合、日頃摂取する食べ物で何か代用できるものがあれば助かると思うのが人の常。
果たしてAGAを直してくれる食べ物はあるのでしょうか?
AGAは食べ物で治せるか?
結論からいくと、AGAを食べ物だけで治すのはほぼ不可能です。
『ほぼ』というのは少々責任感に欠けますが、個人差があるので人によっては薬なしでのAGA治療が効く場合もあります。
しかし、一般的な統計でいくと食べ物だけでのAGA治療に望むのは生産性が高いとは言えません。
特定の成分を摂取することが髪を育てたり、髪を黒くさせるという話には、科学的な根拠がないと考えたほうがいいでしょう。
『世の中にはこんなに色とりどりの食べ物があるんだから一つぐらいはあるはず!』と、どうしても納得出来ない場合は以下をお読みいただきたいと思います。
AGA治療薬と同じ成分の食べもの
AGA治療薬と同じような成分をもった食べものはないか?AGAに対し薬なしで立ち向かおうとする方にはこうした疑問を持つことも少なくありません。
フィナステリド含有の食べものはない
AGA治療薬であるプロペシアなどに配合されているフィナステリドという成分は、薄毛進行に関わるホルモンに直接作用し薄毛の進行をストップさせてくれます。このような成分を天然の食べものから摂取できればそれに越したことはありません。
しかし、フィナステリドはあくまで化学的に合成された成分。
フィナステリド成分を含んだ食べものは自然界に存在しないのです。同じくサプリメントも存在しません。
ミノキシジル含有の食べものはない
同じくAGA治療における治療薬のひとつであるミノキシジルについてはどうでしょうか?
こちらも残念ながらミノキシジルを含有した食べものやサプリメントは自然界に存在しません。
育毛・発毛に効果がある食べ物
そもそも髪の毛とは、ケラチンというたんぱく質が主成分となり、他の栄養素も補助的に複合し作られています。
事実、『薬以外でAGAは治せない』という科学的根拠もありません。
ということは、やはり食べものに含有されている何かしらの成分でAGAが治せるかも?という逆説的な視点が生まれてきます。
ここからは、そうした視点をもとに、薄毛に効くと昔から言われている成分にフォーカスし、その効果を見ていきましょう。
AGAとノコギリヤシ
プロペシア発売当初からささやかれてきた、AGAに対するノコギリヤシの効果。ノコギリヤシはもともと、尿漏れや頻尿などに効果があるとされサプリメントが登場してきた経緯があります。
ノコギリヤシに含有されている『オレイン酸』は、前立腺肥大症の原因である5αリダクターゼという酵素の働きを阻害してくれる効果を持っているのです。
5αリダクターゼといえば、AGAの薄毛進行を促す薄毛の大敵。
そうです、『同じ5αリダクターゼを阻害してくれる作用があるなら、ノコギリヤシもAGAに効くでしょ!』こうした伝言ゲームのもと、ノコギリヤシサプリメントは薄毛界で一躍脚光を浴び始めたのです。
そして現在もその効果を信じ、ノコギリヤシサプリメントを買い続ける薄毛でお悩みの方は多くいます。
ですがここで水を指すようですが・・
以下、厚生労働省がノコギリヤシの効果に対して出している報告です。
(出展:厚生労働省「総合医療」情報発信サイト)
要約すると、『ノコギリヤシは頻尿や尿漏れに効果がない』ということ。
すなわち、ノコギリヤシの持つ5αリダクターゼ阻害という効果は科学的根拠に乏しいということです。
ということで、『ノコギリヤシに育毛効果はなし』という結果になります。
でも『ノコギリヤシの効果で髪の毛が生えた!』とか『ノコギリヤシが抜け毛や薄毛予防に効いた!』なんて声もたしかに聞くよ。ただ、これはプラシーボ効果(思い込みの力)によるところが大きいと思うけど・・。
『ノコギリヤシの効果は男性にも女性にもある!なのに副作用はなし!』とか。
ここまでくると、そもそも効果がないから副作用もないというロジックに気づきそうなものだけど・・。
AGAとたんぱく質
前述の通り、そもそも髪の毛とはたんぱく質が主成分となり作られています。
たんぱく質の不足は髪の毛の生成に影響を及ぼすので、最低限のたんぱく質を摂取することはおすすめです。
しかしながら、それはあくまで髪の毛を作る話。AGAに対してたんぱく質が効果を発揮してくれるわけではない点に注意が必要です。
どちらのたんぱく質でも髪の毛の生成に重要なのはたしかなんだけど、肉類などの動物性たんぱく質の脂身にはコレステロールとして体内に蓄積されやすい、飽和脂肪酸が豊富に含まれているから、摂りすぎると皮脂が分泌しすぎて頭皮環境を悪化させてしまうんだ。
大事なのはバランスだね。
たんぱく質の元となるアミノ酸
たんぱく質は、18種類のアミノ酸が結合した『ケラチン』という物質によって構成されています。
すなわち、『髪の毛を作るにはたんぱく質が必須』という言葉は、『髪の毛を作るにはアミノ酸が必須』という言葉と同義語なのです。
アミノ酸単体で薄毛を発毛育毛させるのは無理がある・・。
これは薄毛や抜け毛の発毛育毛にアミノ酸のサプリメントは効かないということ。
AGAとビタミンC
美容というと絶対的に名前が挙がるビタミンC。ビタミンCは肌や髪の毛の生成を促してくれるコラーゲンのもとになる成分です。
こちらもたんぱく質同様、髪の毛の生成の一部になることから『髪にイイ』とされています。たしかに髪の毛の生成には良いのですが、AGAをストップさせることには直接つながらないのが現実です。
ビタミンCの粉末を直接頭皮に塗るといった荒療治が一昔前に流行りましたが、頭皮に過度な刺激を与えてしまうのでおすすめしません。
薄毛の育毛に良しとされていて、頭皮へ過剰な刺激にならないところが良い点だね。でもやっぱり、AGAの原因である5αリダクターゼの働きを阻害するわけじゃないから、そのあたりはよく考えてから使うようにしよう!
AGAとビオチン
ビオチンとは、別名『ビタミンH』のことです。ビオチンが不足すると、肌の正常なターンオーバーがうまくいかなくなり、肌がカサカサに乾燥したり体全体の潤いが減少します。
これを受けて、髪の毛にも潤いがなくなるといった話は有名です。
しかし、ビオチンは腸内で自力で生成されており、なおかつ現代の食生活ではピーナッツ類や大豆類、黒砂糖などなど・・たくさんの食べものからも摂取可能なので、ビオチン不足に陥るということはほぼ起きないでしょう。
そして、このビオチンにもAGAの薄毛進行の原因である5αリダクターゼの働きを阻害する作用はない点に注意が必要です。
かなり意識してレバーを食べるなどしていましたが、アトピーが治るどころか、かゆさは止まらず、挙げ句の果には薄毛も進行。といった具合に効果を感じられませんでした。
個人差の問題もあるのでしょうが・・。
ビオチンと髪について、2chでは『女性男性どっちの生え際の抜け毛にも効く』ってことが書き込んであるけど、ビオチンサプリの業者さんの書き込みにすら感じるよ・・。
AGAと亜鉛
AGAと亜鉛はAGA界隈では有名中の有名な組み合わせです。
亜鉛は人間に欠かせないミネラルのひとつで、髪の毛の生成に対したんぱく質と並び、とても大事な成分とされています。そして亜鉛は不足すると、亜鉛欠乏症となり髪の毛を生成する能力が乏しくなるのです。
ですが、亜鉛は摂りすぎると、今度は逆にDHT(悪玉男性ホルモン)を多量に生成してしまい、AGAの進行を手助けしてしまいます。したがって、『亜鉛で髪の毛が増えた!』という人もいれば、『亜鉛で抜け毛が増えた!』『亜鉛は薄毛になるしハゲるしAGAには逆効果!』という人もいるのです。
摂取量での差が、結果への差につながっています。
単に若かっただけかもしれませんが・・。
亜鉛のようなミネラルは体内で生成できないので、食べものから摂取するしかありません。
AGAにミネラルが必要という視点ではなく、ミネラルは髪の毛への効果だけでなく、身体を組織するために必須なものなので、間接的にまわりまわって発毛や抜け毛にも関係してくることは確かです。
男性・女性、薄毛・フサフサ、関係なくミネラルは人間にとって必須な成分であることは間違いありません。
AGAとポリフェノール
ポリフェノールというと思いつくのは赤ワイン。赤ワインにはポリフェノールがふんだんに含まれており、その有名な効果には『抗酸化作用』があります。
身体の酸化を防ぐということは、老化を防ぎ、建康で若々しい肌(頭皮含む)を作り上げてくれるということです。
身体を酸化させないということは、美容にとっては一番大切なことですが、この作用が直接AGAの進行を止めてくれるわけではありません。
まわりまわって、髪の毛自体にはいいかもしれないけど、あくまで数字上での話。
もしその効果が抜群であれば、今頃ポリフェノール配合の育毛剤がバカ売れしているはずだよ。
毎度、特集される成分を試したくなってしまう私がいます。
AGAと大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは、納豆や豆乳など、日本人に馴染みの深い食材にふんだんに含まれています。
女性ホルモンによく似た構造で作られているため女性ホルモンが活性化し、女性の美容の話題に必ずといっていいほど出てくる大豆イソフラボン。
ということで、大豆イソフラボンを摂取すれば女性ホルモンが男性ホルモンを抑制し、男性の抜け毛や薄毛に効果的なのでは・・?という話の流れですが、そもそも男性ホルモンの量の大小でAGAが進行するわけではないので効果は期待できません。
しかし、大豆イソフラボンには、AGAの原因となるDHT(悪玉男性ホルモン)を生成する、5αリダクターゼという酵素の働きを抑制する作用が認められているのです。
いよいよ髪の毛や頭皮に効く食べものが登場?と思いきや、大豆イソフラボンが抑制してくれる5αリダクターゼの量は極微量なので目に見える効果は感じられないでしょう。
イソフラボンでそんなに女性ホルモンの量が増えるなら、どんどん女性らしくなって、髪質は細く乳房が発達してきて・・なんてことになるはずだけど、豆乳を毎日飲んでる男性がそんな身体になっているのは見たことがないし。
豆乳での育毛の書き込みがある2chのスレッドでは、連日、豆乳の効果を期待した男たちが、『豆乳で抜け毛が増えた!』『抜け毛が減った!』『生え際が発毛した!』『豆乳はハゲるからやめとけ!』『30代男が豆乳を飲み続けた結果ww』など盛り上がってるのは事実です。
みんなそんな努力をするぐらいなら、早めにクリニックいって治療をはじめたほうが絶対いいよ・・。
ちなみに豆乳と見た目が似ている牛乳にもAGA改善効果はありません。
最近では『IGF-1』という物質が有名です。
IGF-1は髪の毛の発毛・育毛を促進する働きも持つ成分だと言われており、イソフラボンとカプサイシンの摂取により生み出すことができます。
しかし、『イソフラボンとカプサイシンで毛が生えた!』という方をお見受けしますが、少し嘘くさいです。
大抵、そうしたブログには大豆イソフラボンのサプリなどの広告が貼ってあります。
結論として、プロペシアのような効果は大豆イソフラボンにはないということです。
AGAとマカ
マカといえば男性の精力増強成分のイメージですが、ミネラルをはじめ、糖質・タンパク質・脂質といった栄養素が豊富に含まれています。
そして、マカの効果は『薄毛が進行する派』と『薄毛が改善する派』とにくっきり分かれるのが特徴的です。
薄毛が進行する派
マカがもつ男性の精力を増強させるイメージが、=男性ホルモンを増やすことと結びつくことで『男性ホルモンが増えたらAGAがより進行して抜け毛が増えてしまう!』という話につながるためことで出てきた話。
重複しますが、男性ホルモンの量の大小はAGAの進行に直結しません。その男性ホルモンが5αリダクターゼと結びつくことで生成されるDHTという物質がAGAを進行させるからです。
『精力増強のためにマカを飲んだら副作用で抜け毛が増えた。』というウワサも、元々、こうしたイメージを持っている方に発現したプラシーボ効果(思い込みの力)の可能性があります。
薄毛が改善する派
マカにはたんぱく質の一種であるアルギニンや亜鉛など、髪の毛を作るのに良いとされている栄養がふんだんに入っているため、マカのサプリを飲めば抜け毛が減っていき増毛したりと『ある程度の育毛効果が期待できるのでは?』という話。
特に、マカに入っている亜鉛には根強い発毛論があるので、薄毛が改善するイメージに直結しやすい点もあります。また、天然由来の成分ゆえに、女性も使用でき、副作用の心配がない点も良いイメージとなるポイントのひとつです。
結論として、AGAにマカが効くわけではないということです。
食べ物以外でAGAを治す
食べ物で無理なら他に何かAGAを薬なしで治す方法はなのでしょうか?治せる可能性が示唆されている方法をご紹介していきます。
薄毛整体でAGAを治す
何やら聞き慣れないフレーズの『薄毛整体』。名古屋と新橋にあるいいね鍼灸院にて、この薄毛整体の施術が行われています。
公式HPに書かれている見解を要約すると、AGAには薬が効かない人も存在するとのこと。そうした方々は自律神経の乱れが生じており、プロペシアやミノキシジルといった薬の効果がうまく発揮されない。といった内容です。
そして、薄毛整体のもうひとつのポイントは頭蓋骨。人の頭蓋骨は23個の骨で成形されており、この頭蓋骨の位置をわずかに微調整することで、頭蓋骨の硬さが改善され、脱・薄毛に近づいていくというもの。
どのレベルかにもよりますが、あまりにも体調不良が続き建康を害している場合は、AGA治療以前に、こうした自律神経の乱れを整えるような治療をしてみるのも一つの手です。
そうした事実も踏まえた上で、薬以外でAGA治療をしていきたい思いが強い場合は、一度頼ってみるのもおすすめです。
生活習慣を見直しAGAを治す
こちらも『建康な髪の毛は建康な身体から!』という考えのもと、昔から言われている薄毛改善手法のひとつです。
『食生活が健全ならハゲない。』なんてことが真実であれば、昔の人にハゲはいないよ・・という考えに至りそうですが。
しかし、大人になり、徐々に理解してくることの一つに、『世の中には、これだけやっておけばOK!という物事は存在しない。』という真実があります。
反対の見方をすれば、生活習慣を見直しながら自律神経を整え、その中でAGA治療薬を継続して服用することで、バランスのとれたAGA治療ができると言えるのです。
生活習慣を見直すとは、以下の事柄が挙げられます。
- バランスのとれた食生活
- 睡眠時間をしっかりとる
- ストレスの緩和
- 適度な運動を心がける
- 飲酒・喫煙はほどほどに
ちなみに、現代人にとっては一番とっかかりにくいと言える『バランスのとれた食生活』ですが、農林水産省から、以下のような『食事バランスガイド』が出ていますので参考にしてみて下さい。
※『食事バランスガイド』とは・・1日に、「何を」、「どれだけ」食べたらよいかを考える際の参考として、食事の望ましい組み合わせとおおよその量をイラストでわかりやすく示したもの
(出展:農林水産省HP)
バランスの良い食事の頭文字をとって、『ま・ご・は・や・さ・し・い』という覚え方があります。
【ま・ご・は・や・さ・し・い】
- ま(まめ)=豆類
- ご(ごま)=種実類
- わ(わかめ)=海藻類
- や(やさい)=緑黄色野菜、淡色野菜、根菜
- さ(さかな)=魚介類
- し(しいたけ)=きのこ類
- い(いも)=いも類
ご覧の通り、これらを摂取するということは、世の中にある食品を少しずつバランスよく摂るということ。結局大切なのはバランスなのです。
スカルプシャンプーでAGAを治す
こちらもバランスの中のひとつ。スカルプシャンプーを使い頭皮環境も整えておきましょう、という考えです。
人は誰しも個人個人で体質が異なります。スカルプシャンプーには、乾燥肌用・脂性肌用・混合肌用などがあるので、自分の頭皮環境をうまく調和してくれる商品を選択することが大切です。
あくまでもバランスが大切ですので過剰な洗いすぎはよくありません。『今日は頭皮が少し乾燥気味だな。』と感じるときは、その日はシャンプーをしないという選択も、バランスをとるための大事な選択肢の一つです。
育毛剤でAGAを治す
育毛剤とは、その名の通り『毛を育たせる薬剤』です。
ちなみにミノキシジルを配合したリアップとはモノが異なりますが、各社、髪の毛に良いとされる栄養成分をふんだんに盛り込むことで、育毛作用効果が期待できる商品を開発しています。
育毛・発毛に効果がある成分
ここからは、育毛・発毛に効果があるとウワサされる2種類の成分の気になる効果を見ていきます。これらの成分は化学的に作られたもので、食べものから摂取することはできません。
要するに、プロペシアやミノキシジルなどのAGA治療薬と同じカテゴリーです。
化学的に根拠のあるプロペシアやミノキシジルなどのAGA治療薬を使わずに、あえて他の化学物質を使う意味はあるのでしょうか?
AGAとアデノシン
アデノシンは育毛効果が期待される成分として、2004年10月、『医薬部外品』として厚生労働省から認可を受けました。
※医薬部外品・・有効と認められた成分が一定量含まれているが、医薬品ほどの効果は認められないもの
AGAに関し、予防や現状維持には育毛剤として一定の効果があるということです。
【アデノシンの効果】
- 血行促進作用
- 成長因子「FGF-7」が毛母細胞を活性化
- 脱毛予防
日本皮膚科学会が発表しているガイドラインでは、男性のAGAへのアデノシンのおすすめ度は『B(行うようすすめる)』として認定されていることからも一定の信頼性は担保されています。
アデノシンは、ミノキシジルが作られる過程での物質であるため、効果が似ていて当然なのです。
であれば完成されたミノキシジルを最初から使ったほうがいいような気もするけれど・・。
AGAとエストロゲン
エストロゲンは女性ホルモンの一種。このエストロゲンを体内に入れることで、体内のホルモンバランスは男性ホルモン優勢から女性ホルモン優勢に変わり女性的な身体になります。
AGAの薄毛が起こる根本的な原因に戻りますが、AGAは男性ホルモンのテストステロンが、5αリダクターゼという酵素の働きにより、DHT(ジヒドロテストステロン)に変貌。このDHTがヘアサイクルを乱し薄毛を進行させるのです。
したがって、女性がAGAにならない理由はここにあります。
薄毛を気にするということは異性を気にすることと同じなのに、身体が女体になってしまったら、元も子もないよ。今頃あの人(男)たちはどうしているんだろう・・。
副作用として『エストロゲンサプリで女体化してきた・・』などの口コミも見受けられますが、サプリメント程度の作用で女体化は、まずありえませんので、気にする必要はあまりないです。
プロペシアはエストロゲンを増やす効果があるとの見方がありますが、プロペシアなどの主成分であるフィナステリドに、そのような効果はありません。
まずは自分がAGAなのかを知るところからでも始めてみよう!
AGAを薬で治療しても回復しない人
AGA治療薬を使用しても薄毛が改善されない人がいます。しかし、これはただ薄毛が改善するまでに薬の服用をやめてしまったことに起因するところが大きいです。
また、『もともと薬が合わない体質』だったりすると、いくらAGA治療薬を服用しても薄毛が改善しないとも言われています。
怪しい民間ビジネスの臭いがするから、そうした人がもしいたら距離を置こう・・
薬が効かないという場合は、HARG療法・育毛メソセラピーといった、頭皮に直接発毛成分を注入するAGA治療を選択することをおすすめします。
【関連記事】HARG療法やメソセラピーの違いとは?AGAは注射で治す時代?>>
『アレルギーを体質改善で克服しよう!』や『体質改善でガンを治そう!』などとうたった民間療法がありますが、どれも科学的根拠がありません。
体質改善は不可能とまではいかないものの、生まれながらにもった性格や考え方を180度変えることと同じくらい時間も努力も環境的要因も必要だということは明らかです。
AGAのそもそもの原因
そもそもAGAという男性型脱毛症の原因を簡単に言うと、『男性ホルモンの作用によりヘアサイクルが乱れ、過剰に薄毛が進行していくこと』です。
【関連記事】AGAとは?これでバッチリ!原因や特徴をわかりやすく解説!>>
どんなに育毛にいそしみ、髪の毛が育ちやすい土壌をつくりあげても、それを凌駕するほどに脱毛が進んでしまっては薄毛は一向に改善されません。
それどころか、バランスの良い食生活や育毛をしているのに、なぜか薄毛の進行が止まらないという事態を招いてしまいます。
AGAの原因はホルモンレベルでの話なので、生活習慣や市販の育毛剤で変えることは厳しいのです。