これから今まさにAGA治療をしている方、AGA治療を始めようとしている方、一度は疑問に思うこと。
それは、『からだの負担も考えて減薬したいけどできるかな?』だったり、『薄毛が治ったらAGA治療薬をやめても元に戻らない?』だったりという疑問。せっかくAGAを薬だけで治せる時代だからこそ気になりますね。
結論からいくと、
AGA治療薬の使用をやめれば薄毛進行は再開します!
なぜそうなるのか?
そして、それでは薬を減薬することさえもむずかしいのか?
ここから解説していきます。
AGA治療薬の減薬や中止をすると起きること
AGA治療はミノキシジル(通常はミノキシジル内服薬)とフィナステリドを使用するのが一般的ですが、これらには半減期というものがあります。要するに、薬の成分が身体からなくなっていくまでの期間です。
となると、もうお気づきかとは思いますが、薬をやめれば薬の成分はどんどん体内から消え去り、最終的には微量の成分すらなくなります。
これが、フィナステリドやミノキシジル内服薬(ミノタブ)が手軽にクリニックで入手でき、なおかつ簡単に薄毛治療を始められる理由です。これら成分は服薬をストップすれば早い段階でからだから抜くことができるのが処方するうえでの大きなメリットとなります。
だからこそ、お手軽な治療としてAGA治療が一般化したんだね!
それでは、服薬の中止までとはいかずとも、服薬の量を減らす、すなわち減薬したらどうなるのでしょうか?
しかもプロペシア(フィナステリド)の減薬もしており、基本的に週3回~4回の服用しかしていませんが、復活した髪の毛は維持されたままです。
試しにプロペシア(フィナステリド)を1週間ほど飲まない生活をしたこともありましたが、1週間程度であれば抜けが多くなったりなどの変化はありませんでした。
個人差があれど、一度復活した髪の毛は減薬したからといってすぐに抜け落ちていってしまう状況は考えられにくいでしょう。プロペシアを飲み忘れて1週間なんて話はザラに聞きます。
そもそもAGAによる薄毛は男性ホルモンの働きからヘアサイクルが乱れることにより、徐々に進行していくものです。2日3日、薬を飲まなかったからと言って一気に脱毛ということはヘアサイクルの性質上ありえないのでご安心を。
プロペシアやミノキシジルとリバウンドの関係
これも誤解が大きい話のひとつです。
『塗りミノやめたらリバウンドした!』『ミノキシジルタブレットをやめるとリバウンドする!』『プロペシアをやめたらリバンドしたが激しい!』等など・・。
ここで言うリバウンドはダイエットなどのリがウンドとは意味合いが少し違います。
ダイエットで言うリバウンドは、ダイエットをやめることで始める前の体型よりも太ったという意味です。AGA治療薬もやめることで始める前よりもハゲてしまうのか?そんなことはありません。
AGAは進行性の脱毛症です。
AGA治療薬をやめれば薄毛の進行がまた始まるので、やめてから一定の期間が過ぎれば薬を飲み始める前よりも薄毛になっていくのは当たり前と言えます。なんてったって”進行性”の脱毛症ですので・・。
正しくは、薄毛のリバウンドではなく、”薄毛進行のリスタート”ってのが合ってるよ!
AGA治療はミノキシジルで生やしてフィナステリドで維持が基本
AGAという症状は本当に個人差の大きな病状です。
だからこそ、ネットでは色々なことが書き込みされてたりするのですが・・。1点だけお気をつけいただきたいのがネットに書き込みをする時の心理状態というのはマイナス面に触れている時が大きいというものです。
人の心理状態として・・
- 薬で髪が生えた→『お!生えてきたな。とりあえずまぁ続けてみよう。』
- 薬で髪が生えなかった→『は?何これ詐欺じゃん!腹立つわ。とりあえず誰かに言わないとおさまらないから書き込みでもしよう。』
そもそも『ネットに書き込む』という方の心理状態は、”うまくいかなかった”から誰かに聞いてもらって心のモヤモヤを解消したいと思っていることが多いわけです。
本題に戻りますが、私のようにミノキシジル内服薬(ミノタブ)で髪の毛を生やし、その後はフィナステリドのみで維持できている人は大勢います。
ただし、中には体質上しかたのないことですがミノキシジル内服薬(ミノタブ)をストップしフィナステリドのみの服薬だけでは再び薄毛が進行していってしまう人がいるのも事実です。
実はミノキシジル成分には発毛を促す効能だけではなく、微量ながらも抜け毛を防ぐ効能もあります。
したがって、より強力なAGAによる薄毛になりやすい体質の場合、フィナステリドとミノキシジル内服薬(ミノタブ)の両方を使うことでようやく抜け毛の抑制が保たれている可能性があるので、どちらか一方を止めてしまえば徐々に抜け毛がまだ増えていき次第に薄毛に戻っていくのです。
また、フィナステリドによる効果を感じにくい人でもミノキシジル内服薬(ミノタブ)を同時に摂取することで生えてくる場合があります。
これは、抜けていく髪の毛の量を凌駕するほどの髪の毛がミノキシジル内服薬(ミノタブ)によって生えてきているからです。
そうした人の割合は極少数です。
ではその極小数に自分が当てはまってたらどうすればいいの?
と疑問に感じると思います。
そうした場合、ミノキシジル内服薬(ミノタブ)を飲み続けるという選択肢もありますが、フィナステリドと違いからだへの負担が大きいのも確かなので3年も5年も飲み続けたくはなかったりします。
少し大袈裟に感じるかもしれませんが、『自毛植毛』という選択肢も視野にいれることをおすすめします。
【関連記事】自毛植毛とは?費用や気になるデメリットまで解説!手術一年後の状態は?
AGAは薬だけでは治らない?
AGAは薬を飲み続けることで改善はしていきますが、薄毛体質でなくなることはありません。
風邪などの症状であれば、1日2日ばかり薬を飲むことでからだが快方に向かい風邪の原因が体内から消え去ります。
残念ながらAGAの場合、薬を飲んでいる期間だけAGAの原因を抑えることができますが、AGAの原因(体質)そのもの自体はずっと体内に存在し続けている状態です。
『薬を飲み続けなければいけないのか・・じゃあいいや。』と言って、治療をしなければ確実にQOL(人生の質)は下がったままの人生を強いられます。
どうせなら明るく前向きに生きたいよね!
ミノタブ効果の凄さ
フィナステリドが抜け毛抑制+現状維持を目的とした薬に対し、ミノキシジル内服薬(ミノタブ)は爆発的に髪を生やしてくれる『毛生え薬』そのものです。
基本的に地肌がスケスケな状態から、治療によりびっしりフサフサの状態へと回復している方は、ほぼ確実にミノタブが処方されています。(※AGAクリニックで症例として写真が掲載されている方はミノタブありきです。)
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なぜなら長期的な使用にはまだ懐疑的な点があるからだ。
でも、爆発的な毛生え薬であるのは確か・・。
だからこそ、ミノタブ治療はクリニックで医師の元に行なうことが必須だし、何より安心してミノタブを服用することが可能になるよ!
ミノタブを減薬していい人とミノタブ自体をやめたほうがいい人
そんなミノタブですが、どこまで使ってどの程度で減薬したり止めたりするのが得策か?
分かりやすく以下にまとめました。
薄毛改善状態に満足している場合
フィナステリド+ミノタブ使用で明らかに髪が生えてきている場合は、ミノタブの減薬を試してみるのをおすすめします。
明らかな発毛というのは、フィナステリドの抜け毛抑制効果もミノタブの発毛効果も抜群に効いているということです。
2つの薬の効果が充分に出る”体質”であることが予想できるので、この場合であればミノタブを減薬もしくは止めていっても現状維持をしていける可能性が高いといえます。
薄毛の改善状態に満足していない場合
フィナステリド+ミノタブ使用で実感が得られない場合は、2つの薬をやめることも視野にいれることをおすすめします。
薄毛を治すための薬を服用しているにも関わらず、薄毛が治っていかないというと、もはや何のために薬を飲んでいるかわかりません。からだへの負担だけのための服薬になってしまうので、こうした場合は前述のとおり『自毛植毛」など違った形での薄毛改善をおすすめします。
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※ただし、こうした方は全体の1割にも満たないと言われています。クリニックではAGA体質がどれぐらいかを調べる血液検査を実施しているところもあるので、一度受けてみるのもいいかもしれません。
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AGA治療のやめどき
AGA治療は始める前に悩みます。
そして、治療を始め髪の毛が生え揃ってきた時にもまた悩みます。
なぜならそれは、副作用の存在が気になりだす時期だからです。
一心不乱に髪の毛だけを追っていたのに、髪が生えると副作用の怖さに目がいきがち。
ミノタブには有名なところで動悸や息切れなどの副作用があり、フィナステリドにはPFS症候群(ポストフィナステリド症候群)なる副作用があると言われています。
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気になり始めるとキリが無くなるのも人間の性。
正直なところ、AGA治療のやめどきはあなたの人生観次第です。
年齢的にも『もうハゲてもいいかな。』と思えるのか、それとも『最近は中年男性でも若々しい人が多いから自分もまだまだ若くいたい。』と思うのか、人生観はさまざまだと思います。
何が欲しくて何が要らないものなのか?髪の毛は要るのか要らないのか?
むずかしいとこは、ただ髪の毛があるかないかの話では終わらないということだね!
髪の毛があるかないか、事象としてはただそれだけのことですが、『豊かな人生を暮らしていく』という視点に立つと髪の毛があるかないかの違いは相当に大きなものになっていくのは容易に想像できます。
彼女を作るために髪を生やす。
結婚するために髪を生やす。
子どもにカッコいい姿を見せるため髪を生やす。
髪の毛があるかないかだけで、上記のような未来の掴みやすさには大きな違いが生まれるのは当然です。
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まとめ
残念ながら、AGA治療薬は薄毛の特効薬ではありません。
服薬している間は髪の毛が生えフサフサの状態をキープできますが、服薬の習慣がなくなれば徐々にまた、薄毛状態になってしまいます。
となれば、いつもまでもやめられない状況が続くのが現実です!
こちらのサイトでいつもお話しいていることですが、1発で薄毛を治し、その後まったく何もしないでいられる方法は自毛植毛だけです。ただしその1発に大きな費用がかかります・・。
やめどきがないなら最初からやらないという選択肢も、もちろんありますが、それでは頭皮も人生も寂しいものになってしまうでしょう。
彼女ができたらやめる!
結婚できたらやめる!
子供ができたらやめる!
のような形で自分の中で一定のやめどきルールを作っておくのもひとつの方法です。