AGA最強の治療薬「ミノキシジルタブレット」。またの名を「ミノタブ」。
カッパのようにハゲあがってしまった頭皮でも、このミノタブをもってすれば半年そこらで見事に髪の毛が復活すると言われています。
そんなミノタブとは一体何者なのか?
科学的に効果の証明はされているのか?
リスクはあるのか?
こうしたミノタブの最初に感じる疑問についての回答を、シンプルに簡単にご紹介していきますので、是非とも参考にしてみてください。
ミノタブとは?【画像あり】
ミノタブ(ミノキシジルタブレット)とは、アメリカで開発された内服薬であり、元々は高血圧の症状を改善するための薬、いわゆる降圧剤です。
その高圧剤の副作用として、多毛の症状が発見されたことで、「あれ?この薬、ハゲ薬として使えるんじゃない?」となり、AGAの治療薬として日の目を浴びることとなりました。
ちなみにどんなものかというと・・
こちらが海外の純正ミノタブです。
なんで純正が海外版なの?という疑問が浮かびますが、ミノタブに日本製のものはありません。したがって、AGAクリニックで処方されるミノタブも、個人輸入で購入するミノタブも、降圧剤としてのミノタブも、世の中には海外製のものしかないのです。
ミノキシジルといえば、外用薬として日本ではリアップが有名です。外用薬であれば日本製品があるんですね。
リアップなど外用薬のミノキシジルは、毛穴から薬液を浸透させることで、その成分が薄毛部分に効き効果を発揮していきます。
一方、ミノタブは内服薬ということもあり、飲むことでその成分が血流に乗り、血管拡張作用を促し、体内にある栄養素を体中に運び出してくれるのです。
体中ということは、もちろん頭皮にある毛母細胞にも運んでくれるので、毛根が育ちます。
毛根が育つことで髪の毛は爆増するわけです。
僕たちのからだを形作っているのは「栄養」だよね。
この「栄養」をしっかりと頭皮までにも運んでくれることで、それまで栄養が足りなく脱毛周期に入っていたヘアサイクルが正常運転に戻るんだ。
それによって髪の毛たちは
「あれ?栄養きてなかったから、もう頑張らなくていいと思ってたけど、ここ最近めっちゃこっちにも栄養くるね!こうしちゃいられねーぜ!この栄養を元にガンガン髪の毛生やしていくぞー!」
ってなっていくわけだね!
ミノタブだけで効果はどれくらいある?
ミノタブの効果は、かの有名なプロペシアなどの成分「フィナステリド」よりも強力です。
そんなミノタブの添付文書を簡単に要約すると以下の通りとなります。
- 高血圧の治療薬
- 理想的服用量は5mg/日
- 1日1回5mgまたは1回2.5mgを1日2回経口服用するのがよい
- 服用量を増量する場合、いちばん最初は1日10mg。その後は理想的な血圧になるまで1日10mg単位で増量してください
- 服用禁止の方↓↓
・本剤に含まれる成分によって過剰症状を起こしたことがある人
・人工透析を受けている方
・高齢の方
・低血圧の方、心臓、腎臓、肝機能に障害のある方
「薄毛の効果についてはひとつも記載がない!」
それもそのはず、先程もお話した通りミノタブは、そもそも高血圧を改善するための薬だからです。
ですので、高血圧治療薬としての効能や禁止事項しかかいてなのは当然のことと言えます。
驚き桃の木20世紀だね!
でもこれが真実なんだ!それでも一般的にいわれているのは「薄毛治療に使う場合は、1日2.5mg~5.0mgの服用が望ましい。」ってことぐらいだ!
私は30代半ばの年齢ですが、10代20代30代と生きてきた中で思うことは、薄毛を気にするのはやはり若ければ若いほどに多いということです。
嫌ですよねハゲって・・。
一般的に若ハゲとは20代~30代。いって40代前半くらいまでだと推測します。
ですのでやはりミノタブを使用している年齢層は、こうした年代が一番多いです。
SNSやYouTubeを見ていると、ミノタブの凄いところは若いから効かないということはなく、むしろ若い人ほど効きが凄いという点。
いわゆる全スカ(頭皮がハゲてスカスカ状態)であっても、継続すればドフサ(髪の量がフサフサの状態)になることが実証されています。
ミノタブだけでもこの効果なので、フィナステリドを併用すれば、より一層即効性があるので、AGAクリニックでは「ミノタブ」と「フィナステリド」の併用服薬を推奨しているところが多いです。
ちなみにミノタブの血中濃度の半減期は4.2時間とされているよ!
そして、ミノタブ効果の持続時間は24時間で消えると言われているんだ!
ミノタブを使っていきたいと考える際に、最初に気になるのは「どのくらいで効果が出るの?」という疑問。
これには、その人の薄毛具合や体質、場合によっては体型などでも個人差が出てくるので一概には設定できないというのがリアルなところです。
そして「停滞期がくる」ことや「耐性がついてしまう」ということが噂されていますが、ここについての科学的実証はなされていません。
ということで個人的には、「一定以上髪の毛が生え揃ったら、それ以降の変化は目に見えないので分かりにくい。そうした状況を元に停滞期がきたり耐性がつく等という噂が流れた。」そう考えています。
人の感覚として見た目に変化がないと、そう思ってしまうのもむ無理ないね!
ミノタブ|効かない?やめたらリバウンド?
ミノタブの性質上、効かないということはありえません。
血圧をコントロールし血流の改善を図ることで血管拡張作用があるため、「多毛」状態になるのは必然のことです。
ただし世の中には「ミノタブが効かない」もしくは「効かなかった」という人がいます。
なぜこうした「ミノタブは効かない」と言う方々がいるのかという原因は・・
- 効果がでる前にミノタブ服薬を止めてしまったから
- そもそもハゲていなく生まれつき以上の髪の毛が生えることはないので
- 「ミノタブ」が効かないことにして自分の好きな育毛商品を紹介しようとしてるから
大体上記の事柄が挙げられます。
一番多いのは薄毛が改善する前に服薬をやめてしまうこと。これをやってしまうとそれまでの服薬期間が全てパーになってしまうので、一番やってはいけないことです。
しっかりと継続していけば頭頂部だろうと生え際だろうと「効かない」「生えない」なんてことは絶対にありえません。
ちなみに「ミノタブ効果は出たけど、これってずっと続けていかなきゃいけないの?」という疑問が生まれますが、残念ながら薬は飲んでいる間しか効果は出ません。したがって、髪の毛を生やしたい間はずっと飲み続ける必要があります。やめたらハゲます・・。
基本的にAGA治療は「ミノタブ」と「プロペシア」などのセット服薬が主流なので、フサフサになってきたら、どっちかをやめるという選択肢を選ぶ人が多いです。
ということで、ミノタブをやめてからも髪の毛を維持していくためには、プロペシアなどフィナステリドの治療薬だけは飲んでいく必要があります。
ミノタブのリバウンドについて
ミノタブをやめるとリバウンドするという噂がありますが、これは表現の仕方が正確ではありません。薬を飲むのをやめれば、再びハゲていくわけなのでリバウンドではないのです。
ミノタブをやめたあとのリバウンド、それは単に元の状態(薄毛状態)に向かって原状回復しているだけなのであります。
一般的に、ミノタブをやめると3ヶ月ほどの期間をおいてから徐々に薄毛状態に戻っていき、副作用として生えていた体毛が薄くなっていくとされています。(個人差がかなり有り)
ミノタブをやめたいけどやめられない・・。AGA治療にはそんなジレンマがつきまとうんだ。
ミノタブ|予防は逆効果?
ミノタブは薄毛じゃない人が「予防」として使用することができるか?
こちらについては絶対にやめた方がいいと言えます。
なぜならミノタブは本来、血圧をコントロールしていく薬です。健康でハゲてもいない人がミノタブを服薬することで健康被害という逆効果のリスクが浮上する可能性は大きいです。
予防を考えるのであれば、プロペシアなどのフィナステリドを服薬していくことをおすすめします。
ミノタブ|分量は増量減量してもいい?
そもそも降圧剤であるミノタブなので、AGA治療に対しこれとった用法用量の記載がありません。
だからこそ、AGAの専門機関であるAGAクリニックにいくことを当サイトではおすすめしています。私もクリニックに通うひとりですが、素人考えでミノタブの分量を調節したりするのは、正直怖いです。
ミノタブ使用には1日100mgまでという上限がありますが、これは降圧剤としての使用量となります。ですので限界までの制限量を服薬していくことは、AGAの治療を考えるにあたり危険極まりない行為です。
身近な存在になりつつあるミノタブだけど、「薬」であることは忘れちゃいけないね!
しっかりとAGAクリニックに通って、効果の出方や初期脱毛の有無などを見てもらい増量したり減量したりしてもらうことをおすすめするよ。
減薬ならミノタブの量を減らすだけだから全然よさげだけど、増やすとなるとその分素人には見えないリスクが増大するから危険だよ!
ミノタブ|種類はどれほどある?
ミノタブはどれほどのメーカー種類があるのか。
有名どころのメーカーは以下の通りとなります。
- lloyd(ロイド)社
- T.O.Med Co.Ltd.社
- Mutual Pharmaceutical社
ちなみにミノタブミノタブ言ってますが、正式に言うと、「ロニテン」が正規の降圧剤であり、「ミノタブ」はそのジェネリック版の降圧剤です。
どちらも効果は一緒なので、ごっちゃになりがちですが、一応は上記のような違いがあります。
他に、「USPミノキシジルタブレット」「ロニタブ」「ノキシジル」といったジェネリック版は販売されていますが、これらジェネリック版を総称して「ミノタブ」と呼んだりしているのです。
ミノタブ|含有量はmg単位
一般的に販売されているミノタブの「ミノキシジル含有量」は「2.5mg」と「5mg」です。
mgは「ミリグラム」単位表記となります。
冒頭でご紹介したようなボトル版や、シート版といった2種類のタイプがあり、入れ物が異なるだけで効果は一緒です。
ミノタブ5mgでもAGA治療として使うには結構グラム数だよ。
にも関わらず「ミノタブ5mgじゃ効かない!」といって10mgを飲んでみたりしているブログをみかけるけど、AGAクリニックでは絶対に推奨していないやり方だ。
というのも、グラム数を増やしたからといって、その分髪の毛のボリュームが比例して増えるわけではないことが分かってるよ。
大切なのは、現状の自分にとって一番良いグラム数で望むこと!
正直、自分では計り知れないからクリニックの先生に委ねるのが正解だね。
ネット上では個人輸入したミノタブを、自分の裁量でグラム数をコントロールしている方を見かけます。
ミノタブに抵抗がある人は薬を割ってみたり、ミノタブの効果をもっと享受したい人は飲む量を増やしてみたり・・。
以下のような検索ワードが多いことが、こうしたことをしている、あるいはしようとしている人が多いことの証明です。
- ミノタブ 0.25
- ミノタブ 0.5mg
- ミノタブ 0.5
- ミノタブ 0.625
- ミノタブ 15mg
- ミノタブ 1.25
- ミノタブ 1mg
- ミノタブ 1.25mg
- ミノタブ 4mg
- ミノタブ 7.5mg
- ミノタブ 8mg
- ミノタブ 20mg
- ミノタブ 30mg
- ミノタブ 40mg
(引用:Google関連キーワード)
医者ではない私たち素人が、服薬コントロールをするのは大変危険なのでやめておくことをすすめします・・。
ミノタブ|リスク
最強のAGA治療薬とうたわれているミノタブですが、リスクやデメリットはどのくらいあるのでしょうか。
リスクがあるとすれば、やはり素人考えでの勝手な服薬コントロールによる健康被害が考えられます。
デメリットとしては、ミノタブの副作用である「多毛」。多毛とは要するにムダ毛も一緒に育ってしまうということです。
最後に「日本皮膚科学会」が発表しているAGAについてのガイドラインをご紹介しておきます。
ミノキシジルの内服薬であるミノタブの評価は「D評価」となっています。
「D評価」とは判定Dということであり、「行うべきではない」というもの。
はっ!?ここに来て禁止!?
と感じてしまいますが、これはあくまで日本皮膚科学会が独自にだしているものなので、禁止というわけではありません。ただ、推奨していないということです。
なぜ日本皮膚科学会はAGAを最強治療薬であるミノタブを推奨していないのか?様々な要因を包括的に出している結果なのでハッキリとはわかりませんが、一番大きな理由は「厚生労働省が認可していない」ことが挙げられます。
降圧剤として存在しているミノタブなので、AGA治療薬として国は認可していないのです。
このあたりがミノタブを始めようかどうしようか悩んでいる人がいまだに多いことにつながっています。
ただし、AGAクリニックでは普通に処方してくれますし、ミノタブを買おうが飲もうが何も悪いことではありません。
これはハゲている人にしか分かりませんが、いくらガイドラインの評価がDだろうが、実際に爆発的な発毛力があることは実証済みなので使いたいのがハゲの情けというものです・・。
まとめ
- ミノタブはAGA最強の薄毛治療薬
- ミノタブには2.5mgと5mgの2種類がある
- ミノタブだけに限らずAGA治療薬は服薬をやめたら再び薄毛状態に戻る
- ミノタブは未だ厚生労働省は認可していない
- 日本皮膚科学会が独自に公表しているガイドラインでミノタブはおすすめされていない
こうした事実をしっかりと認識した上で、ミノタブで治療をしていくかどうかを決めるのはあなた次第!(でもAGAクリニックに行くと通常治療の枠組みに入っちゃってますが。)
私も先日からミノタブ治療を始めています!
こうした評価を自分自身のからだで実証するためです!
(一番の本音は生え際に産毛だけでも生やしたいから・・)
興味のある方は、私のミノタブ体験記として「AGA日記」を日々更新していますので、是非とも参考にしてみてください!
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そもそも日本で作られていないのがミノタブなんだ!